ADSLのメリット・デメリット
導入するにあたって
ADSLは、最大50.5Mbpsの通信速度でインターネット接続サービスが利用できます。
光ファイバーとは異なり、一般の電話回線を使用するので料金が比較的安く、なおかつ工事不要で簡単に設置することができます。
しかし、動画視聴や音楽のダウンロード、ゲームなどを楽しむ場合は、通信速度の遅さが気になるでしょう。
ここでは、ADSLのメリットとデメリットについて説明します。
ADSLのメリット
ADSLは光ファイバーと違い、NTT収容局からつながっている電話回線を使用するため、複数と共有することはありません。 そのため、上り(アップデート)12.5Mbps下り(ダウンロード)最大50.5Mbpsの通信速度を維持でき、サービスエリアが広いので、ほとんどの方が利用することができます。
また、契約プランによって通信速度を選択できるので、インターネット利用方法によって希望の環境を選べ、そのぶんコストを抑えることが可能となっています。
さらに、回線工事が必要ないので、プロバイダー業者から送られてくるADSLモデムを設置するだけで利用できます。
ADSLのデメリット
ADSLは、NTT収容局からつながっている電話回線を使うため、NTTとの距離やノイズ干渉によって、通信速度が遅くなることがあります。
また、上り下りともに最大100Mbpsの通信速度が出る光ファイバーとは異なり、下りの速度が優先されるため、上りの速度が遅くなっています。
そのため、動画や音楽などの大容量データのアップデートや添付ファイル付きのメールを送信する場合などに、不便さを感じるかもしれません。
さらに、NTTから自宅までの回線が光ファイバーケーブルであれば、ADSLを利用することはできません。