インターネット回線の契約
インターネット契約の申し込みは複雑でわかりづらく感じている方が多いかと思います。
お得なインターネットの契約について、やみくもに情報を集めていませんか?
インターネットの契約は申し込む窓口ごとに分類してそれぞれのメリットとデメリットを比較すると、最も得することができる契約のタイプが明らかになります。
インターネットの契約は5つのタイプに分類することができます。後で後悔しないように5種類のインターネット契約の特徴をしっかりと把握しましょう。
回線業者(通信事業者)から契約をする
フレッツ光などの回線業者の公式サイトまたは電話で申し込みを行うパターンです。 プロバイダも同時に申し込みをすることができます。 回線事業者はインターネット契約の元締めですから、ほとんどすべてのプロバイダを自由に選ぶことができ、最も自由度の高い契約方法と言えます。また、このタイプの契約の最も大きな特徴は、契約した最初の1年間程度のプロバイダ料金のみが半額もしくは無料になることです。割引の期間と料金は同時契約するプロバイダにより変わりますが、プロバイダの料金は月額平均は約1000円ですから、1年目のみ最大で12000円程度お得になります。 ただし、プロバイダやサイト代理店・家電量販店などの販売代理店から申し込むとキャッシュバックや商品などの特典が付与されますが、回線業者から申し込む場合は、特典が付くことはありません。
メリット
デメリット
プロバイダから契約をする
上とは逆にプロバイダの公式サイトからインターネットの契約をするパターンです。
プロバイダは回線の販売代理もしているので、ほとんどのプロバイダで光回線やADSLやモバイルルーターといった回線を選んで同時に契約することができます。
回線業者から申し込む場合と違い販売代理店の特徴であるキャッシュバックや商品などの特典がもらえます。プロバイダからの契約特典は40000円程度が上限となっていて、特典が高額なプロバイダほどプロバイダ料金が高くなる傾向があります。
一番のポイントは特典を貰うために、ほとんどのプロバイダでややこしい手続きを必要とすることです。
特典は契約をすれば自動的に振り込まれたり送られてくることは無く、申請が必要です。その申請の案内も郵便書類かプロバイダメールでの送付となり、書類に口座情報やアンケートなどの記入が必要で、更に複数回のやり取りを必要とする場合があります。また、現金の銀行振り込みではなく、郵便為替(郵便局で返金・返金期限がある)である場合や、1ポイント=1円でインターネット料金の支払いに使えるポイント特典であることもあります。
更に、キャッシュバックの場合は申請できるのが契約してから11ヶ月目以降というところがほとんどで、うっかり申請期限を過ぎると特典は貰うことができません。特にプロバイダメールを日常的に使用しない方は申請の案内メールに気が付かずに期限が過ぎてしまい、特典をもらい損ねる可能性が非常に高いのです。
このタイプの契約で重要なことは契約をしてから、約1年後までに忘れずに対応をして確実に特典もらうことです。これらの欠点が気にならない方にとっては大手プロバイダの信頼性と40000円前後の特典からすると、逆にお勧めの契約タイプと言えます。
メリット
デメリット
WEBサイト代理店から契約をする
プロバイダや回線業者のネット上の販売代理店サイトから申し込んで、契約するパターンです。
非常に多くのWEBサイト代理店があり魑魅魍魎とした感すらありますが、一番お勧めのインターネットの契約タイプです。理由は40,000円前後の特典を契約直後にサイトから申請するだけで最短2ヶ月後に現金振り込みをしてくれるからです。
回線もプロバイダも1つの代理店から同時に契約ができますが、特典の絡みで回線を主体として決めた時に選べるプロバイダの数は少なくなります。
WEBサイト代理店からの契約の特徴は代理店によって異なりますが、なんといっても最大で80,000円程度のキャッシュバックなどの高額な特典がもらえることです。
ただしメリットの裏にはデメリットがあり、高額なキャッシュバックを貰う条件として映像サービスやセキュリティオプションなどのインターネットの接続に関係のない有料オプションの加入が必須になっています。
サイト代理店を選ぶ時の一番のポイントは特典の高額さで選ぶのではなく、特典をもらえる条件に無駄なオプション契約が必須ではない所を選ぶ事が鉄則です。
目安としては43,000円以上の特典がもらえる所は、なんらかの不必要なオプション契約を条件としていますので注意が必要です。インターネットの接続で必要な回線とプロバイダの基本料金のみで、オプション契約一切必要なしの場合、キャッシュバックの相場は5,000円~43,000円です。
これは回線事業者から代理店に支払われる紹介料が決まっているのでこれ以上高い特典を出すのは難しいはずなのです。
メリット
デメリット
家電量販店の店頭から契約する
ほとんどの家電量販店はプロバイダや回線業者の販売代理店となっています。
家電量販店の店頭などで、「指定した回線とプロバイダでインターネットの契約をすると、家電製品を~万円安くします」といったキャンペーンをよく見かけると思います。
例えば、10万円のパソコンを買う時に一緒に指定されたインターネット契約をするとパソコンが5万円割引されるといった、たいへん高額な特典が多いです。
一見たいへんお得に見えます。
しかし、回線とプロバイダが自由に選べない上に、ほとんどの店で特典を受ける条件として指定された有料オプションの契約が必須となっています。
無駄なオプションに月々お金を払うことになり、長い目で見るとたいへんな損をしてしまうことになる契約内容となっています。
メリット
デメリット
訪問・電話勧誘による代理店から契約をする
固定電話をもっている方はよくNTTから「今よりも月々の料金が安くなる」とか「ノートPCを無料で差し上げます」などの特典でインターネット契約の勧誘電話があるかと思います。
そもそもこれはNTTの代理店からの電話勧誘であって、NTTは勧誘をしません。
この勧誘による契約も多くがプロバイダと回線が指定されていて、無駄な有料オプションに契約することが特典を受ける条件になります。